私は主人を癌で亡くしました。亡くして3年間は、遺品の整理、片づけをする気にもなれませんでした。3年間くらいは、亡くなったということを認めたくないという気持ちが強く、長い出張に出かけていて、今に帰ってくるに違いないというような気持もありました。3回忌を過ぎた頃から、少しずつ私の中にも諦める気持ちが出てきました。もう主人は帰ってはこないということを認める気持ちが湧いてきました。
まず、主人の洋服、布団などから片づけだしました。片づけ始めた頃は、主人の洋服を手にするだけで涙が出てきたりもしましたが、今、整理しないと片づけられなくなると思い、頑張って片づけました。衣類を片づけると、主人が使っていたものも、特にゴルフ道具なども整理し始めました。一気に片づけていったように思います。
これだけは、捨てられないと思えるものは、捨てるというより整理するようにしました。写真などもアルバムを作りました。遺品を片づけるのは、とても辛かったけれど、大切なものだけを残したことで、私自身の気持ちも整理できたように思います。思い切って遺品の整理をして良かったと思っています。
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