遺品の片付けで得た気持ちの変化

父が病気で他界してから長い間、家族全員が父の遺品整理に対して前向きに考えられませんでした。しかし3年が過ぎた今年、「父の遺品整理をしよう」と母が急に言い出したのです。母本人も70歳を手前にし、動ける今のうちに父の遺品を処分して心の整理がしたかったのでしょう。

父が残した遺品は、衣類はもちろんのこと、愛用していた一人用チェアーやテーブル、釣り用具など大小様々。しかし遺品の量はさほど多くなかったため、家庭ゴミの持込みを受け入れている市の処分センターを利用することにしました。

処分センターでは燃えるゴミと燃えないゴミとで処分場所が異なりましたが、計量エリアやゴミ捨て場までは車で移動が可能。サイズが大きい遺品もあったので「受取不可だったらどうしよう」と不安でしたが、全て捨てることができてホッとしました。そして車いっぱいに詰めこんだゴミは、約500円程度で処分することができました。

父の遺品がなくなりすっきりとした部屋を目の当たりにし、なんだか心も軽くなった気がします。きっと遺品を処分したことで、気持ちの整理がついたのだと思います。同時に、遺品整理が大切な人の死を受け入れるためにとても大事だということを学ぶことができました。

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